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男性のからだ

自分のからだ、大丈夫なのかな?と相談できず心配な人も、男性のからだについて知りたい!という人も、性の科学的な知識を知れば、スッキリ解決!

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男子のからだのコンプレックス

思春期になると、二次性徴といって大人のココロ・カラダへ近づく変化が始まります。
そして、成長のあらわれ方は人それぞれですが、自分自身に関心が向き、他の人からどう見られているか、他の人と比べて「遅れているのでは」と悩むこともよくあります。
たとえば男子では、
・筋肉質ではなく、細い
・背が低い
・ニキビが多い
・性器が小さい、大きい
・性器の色や形、臭い
という悩みがあります。
変化を起こり始める部位や年齢は一人ひとり違うもので、大人になっても背が高い人、低い人がいるように、カラダとココロの完成形も人それぞれです。変えることが難しい体質や、悩んでもどうにもならない人との違いは「欠点」ではなく、「個性」や「自分らしさ」として受け止められるといいですね。

包茎ってダメなの?

包茎とは、男性器の先っぽ(亀頭)が皮ふ(包皮)につつまれていて、包皮をひっぱっても亀頭が出てこない状況をさします。包茎は悪いことでもはずかしいことでもありません。

<男性器の断面図>

男性器断面図

 

 

 

 

 

 

 

 

亀頭は傷つきやすいので包皮によって守られています。思春期を迎えると、亀頭は大きくなり、包皮の入り口が広がって、だんだんとむけるようになる人もいます。男性器が「むける」状態になるということは、亀頭部分が冠状溝まで完全に、そして簡単に露出でき、その後包皮の中に元通り亀頭部を収納できるようになることを意味します。大人になるとむけるものだと思っている人もいますが、実際は日本人は6~7割ほど、ふだんは包皮がかぶっている状態で、勃起をしたり手で引っ張るとむける状態だとする調査もあります。むけていない方が当たり前なのです。

包茎には、いくつか種類があります。包皮を手でひっぱっても亀頭が露出せず、むけない状態を「真性包茎」といいます。産まれたばかりの赤ちゃんはほぼ100%真性包茎で、年齢が上がるにしたがって少なくなります。真性包茎だと亀頭と包皮の間の部分は垢(白いカス)がたまりやすく、そのままにしておくと嫌なにおいや、炎症や痛み・かゆみの原因になることもあります。大人になっても真性包茎で、自分で包皮をむくことが難しい場合、泌尿器科の相談することができます。必ずしも手術の必要はありませんが、保険適用で手術ができます。(包皮を切らずに治すケースもあります。)普段は亀頭が包皮で包まれていても、包皮を手で引っ張れば亀頭が露出し、むける状態になることを「仮性包茎」といいます。これは全く手術の必要はなく、問題ありません。ただ、男性器の洗い方にコツがいるので、後の記事を参考にしてください。

包茎

 

 

 

 

 

 

 

 

もしかしたら、雑誌やインターネットで、「包茎はカッコ悪い」「モテない」「手術した方がいい」といった広告を目にしたことがあるかもしれませんが、それは包茎手術でもうけようとする大人がしていることです。

2016年6月には国民生活センターが包茎手術について、不安をあおられ高額な施術を強引に勧められたり、手術後に痛みが続いたりするなどの相談が相次いでいると注意を呼びかけました。

美容医療サービスにみる包茎手術の問題点

男性器の洗い方と普段のケア

亀頭と包皮の間の部分は垢(白いカス)がたまりやすく、そのままにしておくと嫌なにおいや、炎症や痛み・かゆみの原因になります。清潔に保つことが大切です。皮がむけている人も、きちんと洗わないと垢がたまります。
洗い方は、包皮をしっかりずらすようにむき、シャワーなど流水で垢を落とすようにゴシゴシとよく洗いましょう。皮ふが弱い人や、完全にむけていない人は、刺激の強いせっけんやシャンプーは避け、お湯だけで洗ってもよいでしょう。毎朝顔を洗うように、お風呂で男性器の包皮をむいて洗って戻すことを習慣にするとよいでしょう。

どうしても普段から包皮がむけていて亀頭が出っぱなしの状態がいいと思う人は、自分で包皮を男性器の根元側にひっぱる(ずらす)ようにして、いわゆる「むきグセ」をつけることができるかもしれません。上記の洗い方を参考に、包皮を少しずつ押し下げるようにしていきます。はじめは皮をむいた亀頭の部分をさわると痛みがありますが、毎日むいていれば、慣れて痛みが和らいでくるようです。無理をすると皮ふがさけて出血する(下着を汚すほど出血がある場合は病院を受診しましょう)こともあるので、焦る必要はありません。
繰り返しになりますが、包茎だからといって悪いことやカッコ悪いということはありません。
包皮を手で引っ張ってもむけない「真性包茎」の場合は、泌尿器科に相談することもできます。包皮をひっぱって亀頭を露出した後、包皮をむいたままにしておくと亀頭を締め付けて腫れてしまう「嵌頓(かんとん)包茎」になることもあるので、洗った後はむいた包皮をもとに戻しましょう。もし自分で戻せない時はすぐに泌尿器科を受診してください。

⇒男性器のむき方や包茎についてもっと知りたいという方は、泌尿器科医の岩室紳也先生のHPをご参照ください。

性器が大きい方がモテる?自分の性器に自信が持てない…

性器に自信が持てないことが、男性としての自信のなさ、恋愛関係の自信のなさにつながっている人もいるかもしれません。顔が人それぞれで違うように、性器の大きさ、形、色、曲がり具合は人それぞれ。とくに思春期は成長過程でもあるので、まだまだこれからという人もいます。つきあう相手や性行為のパートナーの条件として、性器の大きさを気にする人もいるかもしれませんが、多くの人がそうとは限りません。たとえば、胸が大きいのが好きな人もいれば、小さい胸の方が好きという人もいるし、そもそも胸の大きさをパートナーの条件としてどのくらい重視しているかは人による、ということともつながります。「持ち物より持ち主が大事」という人もいます。
男性器の小ささに悩む人もいるかもしれませんが、勃起時4〜5cmあれば、妊娠のための機能に問題はありません。(また、不妊治療という選択肢もあります。)

男性器が小さいという多くの場合は治療を必要としませんが、中には治療が必要かつ有効な場合もあるので、心配な場合は泌尿器科を受診しましょう。また、陰嚢が急に大きくなったという場合は精巣腫瘍の可能性があるので、すぐに泌尿器科を受診してください。

性器が黒ずんできた気がするのは病気?

大人になるにつれて、メラニン色素という肌の色の成分が分泌され、性器が黒っぽくなる人もいます。病気ではないので、安心してください。マスターベーションや、性経験の有無にかかわらず、黒くなる人もいれば、大人になっても変わらない人もいるので、気にしなくて大丈夫です。

急な勃起!どうしたらいい?

勃起(ぼっき)は見る・聞くといった感覚的な刺激や、性的な想像や男性器への直接的な刺激が脳に伝わり、勃起中枢(ぼっきちゅうすう)という神経に指令がいき、反射的におこることがあります。その指令により、男性器の中にある「海綿体(かいめんたい)」というスポンジ状の組織に血液がどんどん流れていき、男性器はかたく大きくなり、立ち上がる状態が勃起です。条件反射のようなものなので、自分でコントロールするのが難しいこともあります。射精をすれば勃起はおさまりますが、すぐに射精するのが難しい環境の時は、しずまるまでさりげなく隠してみてはどうでしょうか。

ちなみに朝におこる勃起(いわゆる朝立ち)は眠りが浅い時に勃起中枢がはたらいておきるもの。目が覚めてしばらくするとおさまります。

マスターベーションってカラダに悪い?

性欲を解消する方法として、ガマンしたり、運動や趣味で気分を変えたり、マスターベーション(オナニー、一人H、セルフプレジャーとも)も一つの方法です。男女ともに自分のカラダを愛して快感を味わい、心をおちつけホッとするのは健康で自然なことです。セルフプレジャーは何回しても全くしないのも体に悪影響はありません。射精後は疲れますが、頭が悪くなったり、ニキビや薄毛になったり、背が伸びなくなるということはありません。

ネットにある「テクノブレイク」はウソです。「何度もマスターベーションをすると性ホルモンの過剰分泌で死ぬ」ということもありません。また、精巣でつくられた精子は、古くなるとカラダの中で吸収・分解されるので、カラダにたまり続けることもありません。

ただ、その頻度があまりにも多く日常生活に支障がでたり、自分でコントロールできないという感覚があるのであれば、何かの不安やストレスから逃げたいという気持ちが現れているのかもしれません。
日常生活にも影響が出たり、今の状況を何とかしたいという思いがあるのでしたら、心療内科や思春期外来などの医療機関の受診をおすすめします。

⇒詳細はセルフプレジャー

恋人ができない…どうやったらモテる?

恋人がいる・いないで人の価値が変わるわけではありません。むしろ、つきあっている相手がいないと不安、自分の価値が感じられないという人は、恋愛で相手の言いなりになってしまったり、相手を自分の思い通りにしたいという気持ちから、相手を傷つけてしまうことも。あなたはあなたらしく、あなたが大切にしたいと思う人が自然とできるまで、待ってみてはどうでしょうか。
⇒詳細は、恋愛

精子は年齢と共に減少・老化する

最近の調査では、女性の卵子が年齢と共に老化するだけではなく、男性の精子も年齢と共に減少・老化することが明らかになっています。不妊(子どもを望んでいるのに妊娠しない)の原因の約半数が男性側にもあることが分かってきています。

自分の妊娠できる能力を調べる方法として、精液の検査があります。不妊治療クリニックや泌尿器科でできる他、最近は、スマートフォンを使って精液検査ができるキット・アプリが販売されています。

また、禁煙や、定期的な射精、精巣をあたためないように過ごす(精巣は熱によるストレスに弱いため)ことで精子の状態を改善することができると言われています。

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