本イベントはNPO法人デートDV防止全国ネットワーク主催のイベントです。
詳細・申し込みはこちらのサイトからご確認ください。

デートDV予防講座に携わる専門家のスキルアップを目的とし、2024年度に引き続きオンラインスキルアップ連続講座を開催します。

2025年度は、スキルアップ講座第2弾として、子どもを取り巻く性暴力の現状や性暴力に関わった人たちへの対応、さまざまな形の予防教育の実践などをテーマに実施します。

テーマは、「子どもを性暴力から守るために 学ぶ・つながる・ひろげる」です。

全12回 昨年同様 後日講演部分のみ動画にて配信します。(2026年2月末まで視聴可)

各回 19:30から21:00

講師講演 19時30分から約1時間

質疑およびグループディスカッション 20時30分から30分(ブレイクアウトルームに分かれ、参加者同士がディスカッションする時間です)

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第1回 9/16(火)  19:30-21:00 「子どもへの性暴力~~取材の現場から」

大久保真紀氏(朝日新聞編集委員)

87年朝日新聞社入社。支局勤務を経て東京本社社会部で旧厚生省、遊軍などを担当。鹿児島総局次長を経て、現職。中国残留邦人や虐待を受けた子ども、冤罪被害者など、「声なき声」に耳を傾ける取材を重ねる。2019年12月から取材班キャップを務める「子どもへの性暴力」シリーズを連載中。21年度日本記者クラブ賞受賞。著書に『児童養護施設の子どもたち』『ルポ 児童相談所』、共著に『ルポ 子どもへの性暴力』、編著に『「『生きる』教育」で変わる未来』など。

 

第2回 9/24(水)  19:30-21:00   「デートDV110番とデートDV専門相談員派遣事業(TOTS)の取組紹介」

阿部真紀氏 (認定NPO法人エンパワメントかながわ 理事長)

CAP(子どもへの暴力防止)スペシャリストとして、これまで10万人以上の子どもたちに出会ってきた。それぞれの対象にあったデートDV予防プログラムを開発し、提供。デートDV予防プログラム実施者養成講座、デートDV相談対応専門研修等の講師を務める。

2025年6月より、NPO法人デートDV防止全国ネットワーク代表理事。

著書:「暴力を受けていい人はひとりもいない」高文研、「いちばんやさしい性教育」講談社

 

第3回 10/6 (月)19:30-21:00    「デートDVからの回復~トラウマを理解する~」                                               

西山さつき氏 (NPO法人レジリエンス代表)

2003年、「レジリエンス」結成時からトラウマ、レジリエンス、DV、デートDVに関する講演、研修会の講師として活躍。全国各地で、レジリエンス、DV、デートDV、心の傷つき、トラウマ、そこからの回復などについて、行政機関、警察、企業、被災地、被害当事者、当事者の家族・友人、支援者、学生、教育関係者、さまざまな立場の人々に有用な情報を伝えている。

DV・トラウマからの回復のための「こころのcare講座」は2003年より開催を続け、講座開催可能なファシリテーターの養成を行い、講座は現在被災地をはじめ全国各地で開催をされている。共著 「傷ついたあなたへ」など

 

第4回 10/16(木)19:30-21:00  「SNSによる被害について<SNSによる性暴力の実態と支援>」

内田絵梨氏(NPO法人ぱっぷす 相談主任)

NPO法人ぱっぷす相談支援主任。若年女性からの被害相談、特にデジタル性暴力に関する支援経験を重ねる。被害者支援の現場から、デジタル性暴力や性的搾取にまつわる問題を広く発信したいと考えている。2021年NHKと共同で行った「SNS上で児童に近づく加害者の実態調査」では中心的な役割を担った。

 

第5回 10/23(木)19:30-21:00   「不同意性交等罪と撮影罪を知ろう」

中山純子氏(弁護士)

日本女子大学文学部英文学科卒業後、社会人経験を経て、明治大学ロースクールへ入学。2009年に司法試験合格。2011年に弁護士登録。主にDVを含む離婚事件、相続、性被害事件に取り組んできた。

2023年6月の刑法性犯罪規定の改正については、2020年5月に法務省で始まった検討会のときから、日本弁護士連合会両性の平等委員会から選任された委員の随行委員として会議に同席し、議論の状況を間近に見てきた。

 

第6回 10/29(水)19:30-21:00  「非暴力に向けて男性に変化をうながすために〜チェンジングメンの目指すもの」

伊藤公雄氏(一般社団法人チェンジングメン共同代表)

NPO法人デートDV防止全国ネットワーク監事、一般社団法人チェンジングメン共同代表、京都大学・大阪大学名誉教授

<男らしさ>という課題をジェンダー論の視点から考察してきました。男性による非暴力運動であるホワイトリボンキャンペーン・ジャパンから、2024年、活動をさらに拡充させてチェンジングメンへと組織変えしました。

主な著書および共著書・編著書に『<男らしさ>のゆくえ 増補版』(新曜社、2025)、『ジェンダーで学ぶ社会学』(世界思想社2025)、『ジェンダー事典』(丸善、2024)、『男性危機?国際社会の男性政策に学ぶ』(晃洋書房、2022)、『男性の非暴力宣言』(岩波ブックレット、2015)など。

 

第7回 11/4 (火)19:30-21:00  「緊急避妊薬・アフターピルへのアクセスの現状とこれから」

染矢明日香氏 (NPO法人ピルコン理事長)

NPO法人デートDV防止全国ネットワーク理事

中高生や保護者、教育関係者向けの性教育講座や情報発信や、政策提言の活動を行う。公認心理師、思春期保健相談士。

著書に『となりのLGBTQ+ ~それぞれ「性」のあり方を自分らしく生きる14人の物語~』、『マンガでわかる オトコの子の「性」』、『はじめてまなぶこころ・からだ・性のだいじ ここからかるた』など。

 

第8回 11/13(木)19:30-21:00  「カードゲーム『サチヨと恋バナ』を使ったヘルシーリレーションシップ ファシリテーション入門編」

高島菜芭氏(NPO法人デートDV防止全国ネットワーク理事)

ユースプロジェクト担当として、当事者世代にヘルシーリレーションシップの概念を広めるために恋愛の価値観を気軽に話せるカードゲーム「サチヨと恋バナ」を開発。

カードゲーム「サチヨと恋バナ」はこちらからお求めいただけます。送料込み2,000円。

https://sachiyo-talk.stores.jp/items/6628f88db9d16e091a7e3daa

 

第9回 11/21(金)19:30-21:00  「改正家族法施行でますます高まる予防教育の重要性を学ぶ」

斉藤秀樹氏(弁護士)

NPO法人デートDV防止全国ネットワーク理事、横浜市⻘少年局嘱託弁護士、鎌倉市固定資産評価委員会、各種団体や自治体のハラスメント相談員、日弁連・両性の平等に関する委員会、神奈川県弁護士会・人権擁護委員会すべての性の平等部会、ちょっと待って共同親権ネットワーク

神奈川県鎌倉市出身、一橋大学法学部卒業、司法修習47期(平成7年登録)

所属 神奈川県弁護⼠会、みなと綜合法律事務所

 

第10回 12/4 (木)19:30-21:00  「自治体との協働〜長崎県内の事例から」

中田慶子氏(NPO法人DV防止ながさき理事長)

2002年団体設立。DV被害者の相談、中長期支援と予防教育を中心に活動。2004年から長崎県内で予防教育を開始。当初から県や市との協働事業に取り組み、2010年から現在まで、毎年県の委託事業として予防教育を実施。現在、県の他、県内8自治体の男女共同参画担当からの派遣講座、民間団体からの寄付金などによる実施で、2024年度は中高大合わせて109校(約1万6千人対象)で実施した。

NPO法人デートDV防止全国ネットワーク理事

 

第11回 12/19(金)19:30-21:00 「助産師が語る包括的性教育とデートDV予防の実践」

櫻井裕子氏(助産師 さくらい助産院)

自身の妊娠・出産を機に助産師を目指す。大学病院産科や産婦人科医院などでキャリアを積み、現在、地域母子保健活動として、産前産後ケア訪問、養育支援訪問、出産準備クラス講師、看護・助産専攻科で非常勤講師を務める傍ら、小中高大学生や保護者に包括的性教育やプレコンセプションケアについての講演を年間150回以上行っている。(2024年167回)

著書に「10代のための性の世界の歩き方」

共著に「性的同意は世界を救う」共に時事通信出版局

 

第12回 2026/1/8(木) 「バイスタンダー介入研修について」

山本潤氏(茨城県立医療大学保健医療学部看護学科助教)

看護師・保健師・公認心理師。茨城県立医療大学保健医療学部看護学科助教。2002年看護師としてキャリアを開始、SANE研修修了。

性暴力被害者支援や刑法改正に関わる市民活動に従事。各種委員会を歴任し、被害者支援・啓発・刑法改正に尽力。

性暴力やセクシュアル・ハラスメント現場に居合わせた周囲の人々が、安全・安心な方法で介入することで性暴力の発生率を下げるバイスタンダー介入の研究・研修も推進している。