2023年11月末より緊急避妊薬の薬局試験販売が全国で始まりました。政府はすでに2000件以上の利用があったと発表しましたが、データが不十分であるとして、2025年3月末までの延長を決めました。しかし政府調査では試験運用で薬局にたどり着けた人にしかリーチできません。そこで今回、緊急避妊薬を薬局試験販売で購入された方、試みたができなかった方へのアンケート調査を行い、68名から回答を得ました。今回の院内勉強会では、5月28日が「女性の健康のためのアクション」国際デーであることにちなみ、市民団体や専門家から緊急避妊薬をめぐる現状の共有、調査の結果報告、WHOの最新の文書報告等を通し、「誰も取り残さない」SRHR(性と生殖に関する健康と権利)実現に向け、私たちにできることを考えます。
【開催概要・プログラム】
1.オープニング・参加議員からのご挨拶・関係省庁からの報告(予定)
2.講演(敬称略)
■NPO法人ピルコン 染矢 明日香「緊急避妊薬の適切で安心・安全なアクセスの実現に向けて~これまでの経緯と試験的運用~」
■#なんでないのプロジェクト 福田 和子「緊急避妊薬 薬局試験販売で購入できた方10人 試みたが購入できなかった方58人 アンケート調査結果」
■明治大学文学部教授 平山満紀「Family Planning 2022年版を和訳して」
3.リレートーク 緊急避妊薬OTC化に向けた若者や支援者からのメッセージ
4. 質疑応答・クロージング
【登壇者】
染矢明日香
NPOピルコン代表。公認心理師。若者や保護者への性の健康の啓発を行う。#緊急避妊薬を薬局でプロジェクト共同代表。
福田和子
SRHR実現を目指す#なんでないのプロジェクト代表。東京大学多様性包摂共創センター特任研究員。#緊急避妊薬を薬局でプロジェクト共同代表。
平山満紀
明治大学文学部教授。セクシュアリティの社会学を中心に研究。ゼミの学生と共に、WHOとJohns Hopkins大学の刊行した、Family Planning 2022年版(最新版)を和訳している。
【詳細】
■日時:2024年6月10日(月)17時~19時(16時半開場)
■会場:衆議院第一議員会館 1F 多目的ホール
※オンライン同時開催、後日適宜編集の上YouTubeにて公開予定です
■対象:国会議員、メディア、ご関心のある方
■お申し込み:こちらのフォームより事前申込制(6/9〆切)
■定員:会場80名、Zoom参加500名(先着順)
※Zoomでご参加の方には当日までにURLをお送りします
【主催】
緊急避妊薬の薬局での入手を実現する市民プロジェクト
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●「緊急避妊薬の薬局での入手を実現する市民プロジェクト(通称:緊急避妊薬を薬局でプロジェクト)」とは
緊急避妊薬のアクセス改善を求める市民の声を届け、意図しない妊娠のリスクを抱えたすべての女性が、安心・安全に緊急避妊にアクセスできる社会の実現を目指すプロジェクトです。
●アフターピル(緊急避妊薬)を必要とするすべての女性に届けたい!署名キャンペーン中!
若者・当事者の立場から、アフターピルのアクセス改善を求める署名活動を行っています。2024年5月現在、約18万筆が集まっています。
▼オンライン署名サイトHP:
https://www.change.org/afterpill