※本イベントはSVP東京が主催するイベントです。詳細についてはこちらにお問い合わせください。

第74回 SVP東京 ネットワークミーティング
思いがけない妊娠 -妊娠SOS 新しく生き直す人生のために-

もし、自分や自分の大切な人が「思いがけない妊娠」をしてしまったら?あなたはどうしますか? 相談できる人はいますか?
「思いがけない妊娠」は、関わる人の人生を大きくゆさぶります。妊娠したことを誰にも打ち明けることも出来ずに結果として危険な出産をし、新生児を殺してしまう事件が後を絶ちません。
しかし、これは、母親だけの責任なのでしょうか?
少しでも子どもの命を守り、また母親の人生を助けるために熊本県の慈恵会病院が「赤ちゃんのゆりかご(赤ちゃんポスト)」を2007年から始めました。
「妊娠中から相談にのる」「乳児院を経ずに新生児を里親委託する」「特別養子縁組前提の委託」。こうした方針で、慈恵病院では電話相談を受け、結果として7年間で200組を越す特別養子縁組につながりました。
このように周囲の支えがあれば、妊婦、子ども、養父母が、それぞれ新しい人生を始められます。
赤ちゃんポストの利用者の29%は関東からで、熊本県内の27%よりも多いことから、東京でも「思いがけない妊娠」をしたときの相談支援窓口「にんしんSOS東京」が設立準備中です。メンバーは助産院に勤務する助産師、地域で活動する助産師、DVや虐待の現場を経験してきた社会福祉士などです。
今回のネットワークミーティングでは、そもそも「思いがけない妊娠」をしなくてもいいように、主として若年層に性教育をしている方、以前から思いがけない妊娠をした妊婦のサポートをしてこられた方、そして産まれた子どもの幸福のための支援に取り組まれている方をお招きし、「もし自分や自分の大切な人が思いがけない妊娠をしても、勇気をもって相談することで様々な支援の力につながり、人生を新しく生き直すこともできる!」ということをご紹介いたします。

■ スピーカーのご紹介 ━━━━━━━
●染矢明日香さん(NPO法人ピルコン)
自身の中絶経験から、「自分と同じような思いをする人を減らしたい」と、2007年から「避妊啓発団体ピルコ ン」を立ち上げ、2013年にNPO法人化。若年層にむけて、正しい性知識とオープンに話し合うことの大切さを伝えている。

●伊東由宥子さん、中島かおりさん、宗祥子さん(にんしんSOS東京)
助産師、社会福祉士らが中心となり、妊娠して悩んでいる女性とその子どもを確実に支援へとつなげ、赤ちゃんの 命を守り、お母さんを犯罪者にしないために、東京における妊娠相談支援体制のさらなる整備が必要であるという想いで相談支援窓口の開設に 取り組んでいる。

●小川多鶴さん(一般社団法人アクロスジャパン)
予期せぬ妊娠をした妊婦さん達の悩みを聞き、社会資源につなげ、お産費用や、養子縁組などの制度を紹介し、一 緒に解決方法を見つける相談窓口を運営。また、養子縁組を希望する親たちをサポートする。

●星野 寛美さん(NPO法人環の会)
子どもの幸福を中心に考え、「生まれてきてよかった」「生きていてよかった」と、子どもが思うことができるよ う、単親による子育て、祖父母による子育て、養父母による子育てと、それぞれの状況によりそう支援を行う。

日 時
2015 年 9月 27日(日)
開場 :13時30分
開始 :14時00分~17時30分
懇親会:17時30分以降
会 場:日本財団
東京都港区1-2-2 日本財団ビル
http://www.nippon-foundation.or.jp/about/access/
参加費:1,000円
懇親会:4,000円
定 員:40名
参加申込 :
お申込みは、以下の申し込みフォームからお願いします。定員(40名)になり次第、締め切りとなりますので、お早めに!
【お申込みフォーム】
http://svp74nwm.peatix.com/view