性教育の教え方をアップデート!米国NGO・Planned Parenthoodが製作した8つの教育者向けコンテンツの提供がスタート!
自分らしく生き、自分の未来を切り拓くために必要な学びを主体的に考える、探求型学習の教材ポータルサイト「ライフデザインオンライン」では、日本財団の助成を受け、性の学びを実践し広げたい方を対象とする、「教え方を学ぶ」の新シリーズとして、8つの新しいコンテンツをリリースしました。
最新の研究に基づく講義動画を会員期間中はいつでも、何度でも見返していただける他、振り返りフォームによって、ご自身の考えに向き合ったり、他の受講者の振り返りもご参照いただけます。
これまでNPO法人ピルコンでは、「ライフデザインオンライン」より、生徒に教えるための6つのコンテンツと、教え方を学ぶ8つを提供してきました。また、アメリカのNGOが製作する性教育動画AMAZEの日本語訳を進め、70本以上の性教育動画を公開しています。
その中で、教員の方から「性教育を始めたいがどうやって学んでいいかわからない」「生徒から質問を受けたらどう答えるべきか自信がない」といった声を多く聞いてきました。
そのような声を踏まえ、効果的な性教育の教え方を学べる新コンテンツをリサーチし、その日本語版を公開しました。
「教え方を学ぶ」新シリーズ・8つのコンテンツ
アメリカで性と生殖に関する医療と教育へのアクセスを推進するNGOであるPlanned Parenthood(プランド・ペアレントフッド/全米家族計画連盟)は、全米最大の性教育機関であり、教育とアウトリーチ活動を通じて年間120万人に教育を提供しています。
同団体は、オンライン教育サイト“Sex Ed TO-GO”(直訳すると「お持ち帰り性教育」ですが、「すぐ・気軽にできる性教育」という意味)というライフデザインオンラインと非常によく似たコンセプト・構造のサービスを企画・運営しています。
今回、ピルコンでは、性教育者向けの「効果的な性教育の教え方を学ぶシリーズ」の中の8コースを日本語訳・日本語吹き替えをしました。
用語の解説や、日本の制度に関する補足も訳注としてコンテンツ内に記載しています。
【新シリーズ “Sex Ed TO-GO”「効果的な性教育の教え方を学ぶ」コース一覧】
・効果的な性教育入門
・インクルーシブな性教育
・トラウマに配慮した性教育
・健康的な人間関係をサポートする
・生徒からの質問に答える
・障害のある生徒への対応1:すべての人が学びやすくする工夫
・障害のある生徒への対応2:障害者と共に学ぶ性教育
・セクシュアルハラスメントの基礎知識
「教え方を学ぶ」コンテンツ受講方法
ライフデザインオンラインの会員登録の後、「教材検索・ダウンロード」のタブから、「教え方を学ぶ」コンテンツの一覧をご覧いただけます。
各コンテンツはオンデマンドの映像教材と、振り返りフォームから構成されており、映像教材の視聴と振り返りフォームの記入・送信で受講が完了となります。
振り返りフォームには、受講者のコメントも掲載予定です。
今後、「教え方を学ぶ」コンテンツ受講者や受講を検討している人向けの勉強会やイベントなども企画予定です。
ぜひご期待ください。