11万筆を越える署名が集まり、市民の声を受けて第5次男女共同参画基本計画に処方箋がなくても薬局で入手できるよう検討が盛り込まれた緊急避妊薬。国際女性デー(3月8日)を迎えるにあたり、今回、約1万人の声が集まったウェブアンケート結果をもとに、各ステークホルダーが連携し、当事者の目線に立った緊急避妊薬の対面・オンライン診療のあり方や、処方箋なしの薬局での入手に向けた課題について考えます。
【開催概要】
国際女性デー記念 院内勉強会 1万人の声から見えた緊急避妊薬へのアクセスの実態~対面・オンライン診療の現状と課題~
■日時:2021年3月3日(水)17時~19時15分(16時半開場)
■会場:衆議院第一議員会館 多目的ホール
※一般の参加者はZoom(オンライン)での参加になります。
※申込者にZoomのURLをお送りいたします。
※後日YouTubeにて録画動画を適宜編集の上、配信予定。
■対象:国会議員の方、メディアの方、一般の方
■参加費:無料
■お申込み:
会場参加の方(国会議員の方、メディアの方):
https://forms.gle/iw4aztskhfAhcxbk7
ZOOMウェビナー(一般の方):
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_zUa5zZ3USdCARDiTKLWQsg
■定員:会場80名、Zoom500名(先着順のご案内となります。)
■主催:緊急避妊薬の薬局での入手を実現するプロジェクト(事務局:NPO法人ピルコン)

【プログラム】
1.オープニング・参加議員からのご挨拶・省庁からの報告 17:00-17:30
●政府担当者より現状のご報告・質疑応答予定
2.講演 17:30-18:20
●NPO法人ピルコン 染矢 明日香
「緊急避妊薬の適切で安心・安全なアクセスの実現に向けて~周知の課題と展望~」
●#なんでないのプロジェクト 福田 和子
「緊急避妊薬のアクセス改善と制度について~ウェブアンケート1万人の声から~」
●産婦人科医 遠見 才希子
「緊急避妊薬 オンライン診療の実際~薬局・薬剤師との連携~」
3.  リレートーク  薬局・薬剤師関係者、ユースの声 18:20-18:50
昭和薬科大学 臨床心理研究室 吉永真理氏
株式会社メディカルシステムネットワーク 薬局事業本部 地域薬局事業部 鈴木達彦氏 他
4.質疑応答・クロージング 18:50-19:15
※進行の都合上、変更がある可能性がございます。予めご了承ください。
【登壇者(登壇順)】
染矢明日香
NPO法人ピルコン代表。中絶経験がある当事者で、中高生・若者、保護者向けに性の健康、包括的な性教育の啓発活動を行う。

福田和子

#なんでないのプロジェクト代表。スウェーデンヨーテボリ大学大学院公衆衛生学修士課程。SheDecidesSRHRアクティビスト世界の25人, Women Deliver Young Leader 2020選出。

遠見才希子

産婦人科専門医。筑波大学大学院ヒューマン・ケア科学専攻社会精神保健学分野博士課程。大学時代より全国の学校で性教育を行う。

「緊急避妊薬の薬局での入手を実現するプロジェクト(通称:緊急避妊薬を薬局でプロジェクト)」
は、緊急避妊薬のアクセス改善を求める市民の声を届け、意図しない妊娠のリスクを抱えたすべての女性が、安心・安全に緊急避妊にアクセスできる社会の実現を目指すプロジェクトです。
http://kinkyuhinin.jp/

緊急避妊薬(アフターピル)とは:

性交から72時間以内に内服することで高い確率で妊娠を避ける薬。日本では処方箋が必要で、価格も6000円~2万円前後と高額。海外では薬局での販売や無料配布も見られ、そのアクセスの行方が注目される。