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アフターピル・緊急避妊

避妊せずに性行為をした、コンドームがやぶれた、はずれた、低用量ピルを飲み忘れたなど避妊の失敗があった、性被害にあってしまった時、アフターピルや子宮内避妊具によって緊急避妊をすることができます。

  • 連休中のアフターピル・緊急避妊について
  1. アフターピル(緊急避妊薬)とは?
  2. 緊急避妊ってどんな種類があるの?いくらかかるの?
  3. アフターピルはどこで買えるの?
  4. アフターピルの注意点って?副作用や身体への影響は?
  5. 緊急避妊の成功を確認するには?
  6. ピルコンでは、アフターピルのOTC化を求める署名キャンペーン中!

連休中のアフターピル・緊急避妊について

避妊の失敗後、72時間以内、できるだけ早いタイミングでアフターピル(緊急避妊薬)を服用する必要があります 。(もしくは120時間以内のIUDの装着)

処方している病院を調べるには?

●病院検索サイトでの検索

日本家族計画協会ピル処方施設検索や、 病院検索サイトなどで、休日診療している婦人科・産婦人科、救急科、内科などの医療機関を検索し、問い合わせをして確認できます。

⇒【2019年GW期間中】緊急避妊薬が処方可能な医療機関一覧 (2019年4月ピルコン調べ)
URL:https://bit.ly/2GxB1zx

※本リストはネット上の情報を中心に参考にしているため、アフターピルの取り扱いや診療時間については医療機関に必ず事前に問い合わせてご確認ください。もし情報の訂正・情報提供などあれば、お問合せよりお願いします。

●当番医の検索・総合病院

お近くの消防署に問い合わせをしたり、「ご希望の市町村 当番医」などで検索すると、 休日に受診可能な病院が確認できます。総合病院などでも処方可能なこともあります。

※なお、別途夜間休日加算がされる場合や、夜間・早朝の受診は診療時間内の受診を勧められることもあります。

●オンライン診療

ナビタスクリニック(ポケットドクター)スマルナなど、オンライン診療でアフターピルを扱っている医療機関・サービスを利用することもできます。スマホ等による遠隔診療を行い、宅配便で発送されますが、配送に時間がかかることも考慮し、できるだけ早い受診が勧められます。

アフターピルを服用する必要がある?

避妊に失敗したかもしれない、アフターピルが必要な状況かどうか確認したい、という方は、LINEボットで自動応答で相談できる「ピルコンにんしんカモ相談」もご活用ください。

1.アフターピル(緊急避妊薬)とは?

避妊に失敗した時や性被害にあった時は、女性が産婦人科・婦人科を受診し、72時間(3日)以内にアフターピル(緊急避妊薬、緊急避妊ピルともいいます)を服用することで、約80%の確率で妊娠を防ぐことができます。アフターピルを服用することで排卵を遅らせたり、子宮内膜(受精卵が着床する部分)の状態を変化させて妊娠の成立を防ぎます。

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2.緊急避妊ってどんな種類があるの?いくらかかるの?

  • アフターピル

日本で認可されているアフターピルは「ノルレボ」という薬で、性行為から72時間以内に1錠服用します。できるだけ早い服用が効果的です。価格は1.5万円ほどですが、医療機関によって価格が異なります。
中用量ピルを 2 錠、さらにその 12 時間後に 2 錠服用するという「ヤツペ法」と呼ばれる方法も以前は使われていましたが、ノルレボと比較して安価な一方で、効果が劣り、副作用も出やすい方法です。

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日本産科婦人科学会『緊急避妊法の適正使用に関する指針』より
Lancet 1998; 352: 428-433

  • 銅付加IUD(子宮内避妊具)

性行為から120時間(5日)以内に産婦人科・婦人科に受診し、子宮内に銅付加IUDという子宮内避妊具を装着する方法です。妊娠経験のある方におすすめです。一度挿入すれば、数年にわたり避妊が可能で、その後、普段の避妊にも使える方法です。価格は3万円~10万円ほどです。
⇒詳細は、避妊

3.アフターピルはどこで買えるの?

アフターピルや銅付加IUDは産婦人科・婦人科などの病院を受診し、処方(銅付加IUDの場合は装着)してもらう必要があります。事前に医療機関に取り扱いや価格を問い合わせてから受診することをおすすめします。日本家族計画協会HPや、思春期・FPホットラインという電話の問い合わせ窓口で処方してくれる機関を検索・紹介してもらうことができます。

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●緊急避妊ができる施設一覧(日本家族計画協会)
http://www.jfpa-clinic.org/search/ec-search.php

●思春期・FPホットライン
思春期のからだ、緊急避妊、避妊全般の相談を家族計画協会が養成した思春期保健相談士が受けています
03-3235-2638 月~金/10:00~16:00(祝祭日はお休み)

休日や連休中に緊急避妊が必要になった場合は、休日診療している婦人科・産婦人科、救急科、内科などの医療機関を検索し、問い合わせをして確認できます。
お近くの消防署に問い合わせしたり、「ご希望の市町村 当番医」などで検索すると、休日に受診可能な病院を確認できます。総合病院などでも処方可能なこともあります。
なお、別途夜間休日加算がされる場合もあるので、かかる費用も事前に問い合わせておくとよいでしょう。
夜間・早朝の受診は診療時間内の受診を勧められることもあります。

また、オンライン診療でアフターピルを扱っている医療機関・サービスがあります。
スマホによる遠隔診療を行い、宅配便で発送されます。(ただし、配送時間を考慮し、できるだけ早い受診をおすすめします。)

●ナビタスクリニック(ポケットドクター)
https://navitasclinic.jp/archives/blog/1029

●スマルナ
https://sumaluna.com/after-pill/

なお、通販サイト等の並行輸入品には、偽物の薬である可能性があります。また、注文してから手元に届くまで1週間以上かかるケースもあります。見た目で偽物かどうかを判断するのは難しく、医療従事者による診察やアフターフォローもないため、おすすめできません。

4.アフターピルの注意点って?副作用や身体への影響は?

どういう時にアフターピルは必要?

・膣内に射精した、もしくは膣内に精液や男性器から分泌液(射精前を含む)が入った

・コンドームの失敗:コンドームが破れた、外れた等

・低用量ピルを飲み始めて7日以内に、3日以上の飲み忘れがあった

⇒低用量ピルを飲み忘れた場合の対応については、「ピル飲み忘れ対策フローチャート」(日本家族計画協会作成)が参考になります。

アフターピルの注意点

日本家族計画協会 緊急避妊Q&Aもあわせてご参照ください。

「アフターピルがあるから普段避妊をしなくて大丈夫」ということではありません。100%確実に避妊ができるというわけではないので、あくまで避妊の失敗があった時の緊急手段として覚えておきましょう。アフターピルを普段の避妊法として使うのはおすすめできません。

アフターピル服用後に避妊のない性行為をすれば、妊娠の可能性はあります。緊急避妊ピルの服用後、避妊の成功が確認できるまで、適切な避妊法の使用を考えて下さい。
⇒詳細は、避妊

・ピルには性感染症の予防効果はありません。コンドームをつけなかった、やぶれてしまったという場合には性感染症感染の可能性もあります。保健所や病院(男性は泌尿器科・皮ふ科など、女性は婦人科・産婦人科など)で、性感染症の検査もあわせておすすめします。
⇒詳細は、性感染症

・性被害にあった場合は、警察に届け出をすると、緊急避妊が公費助成となり、金銭的な負担がなく選択することができます。警察に届け出るかを含めて相談できる性暴力ワンストップセンターなどもあります。
⇒詳細は、性暴力

アフターピルの副作用

・アフターピルの副作用として、吐き気や嘔吐、頭痛などがおこる場合があります。一時的なものですが、心配な時は、吐き気止めを一緒に処方してもらいましょう。

・アフターピルの服用後2時間以内に吐いてしまった場合、医師に相談して下さい。ピル服用後2時間を経過してからであれば心配はいりません。主治医の指示に従って服用するようにしてください。

もし避妊の失敗後、72時間を越えてしまったら?

アフターピルは性行為から72時間以内に服用すれば、8割ほどの妊娠阻止率があります。72時間を越えた場合でも120時間以内の服用であれば避妊効果は落ちるものの、ある程度は期待できます。120 時間を超えた服用では、その避妊効果は保障されていません。

また、性行為から120 時間以内であれば銅付加IUDの使用も選択肢として考えられます。産婦人科・婦人科を受診し、相談してみてください。

パートナーが避妊に協力してくれない…という時は?

イヤなのに性的なことをむりやりしたり、避妊に協力しないことは暴力です。付き合っている相手や好きな相手だからといって、していいことではありませんし、ガマンする必要はありません。悩んだり、困った時は、専門機関に相談することもできます。

デートDVに関する電話相談窓口:
デートDV110番(認定NPO法人エンパワメントかながわ)
0120-51-4477
毎週火曜日 18時~21時 /  土曜日 14時~18時(年末年始を除く)

⇒詳細は、恋愛

5.緊急避妊の成功を確認するには?

アフターピル服用後、一般的には3〜7日後に、通常の生理よりも少量の出血(消退出血)が起き、これが避妊成功のサインと言われています。ただし、不正性器出血や妊娠初期の出血を月経と区別できない場合もあります。念のため、避妊に失敗した日から3週間経過した時点で、市販の妊娠検査薬で妊娠を確かめてみてください

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もちろん、心配な時や、検査薬で反応が陽性に出たら婦人科・産婦人科を受診して下さい。

女性主体で確実にできる低用量ピルを検討するなど、パートナーと今後の避妊方法について見直すことも大切です。

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⇒詳細は、避妊

6.ピルコンでは、アフターピルのOTC化を求める署名キャンペーン中!

\アフターピルを必要とするすべての女性に届けたい!/

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https://www.change.org/afterpill

ぜひ、ご署名・拡散のご協力をお願いします!

<私たちの要望>

宛先:厚生労働大臣、日本産科婦人科学会会長、日本薬剤師会会長
・アフターピルをOTC化してください。また、諸外国との価格差を無くしてください。
・文部科学省と連携しにはたらきかけ、ピルや避妊についてしっかりした知識をつける性教育を充実させてください。義務教育である中学校までの教育で取り上げるべきです。
・ネット通販業者がアフターピルやピルを売っている状況は危険です。経過的措置として、オンライン診療でのアフターピル、ピル処方は安全性を担保できるものであり、アフターピル希望時の初診の際に対面での診療を必要しないことを明確化してください。

<よくある質問と私たちの考え>

Q1. アフターピルは副作用の強い危険な薬では?
2011年に認可されたノルレボ錠の吐き気や頭痛などの副作用は10%程の報告です。多くの国ではアフターピルは既に安全性が確認されたとして市販化(44カ国で薬局で販売/2018年1月現在)されています。一方で、中用量ピルを活用した緊急避妊(ヤツペ法)では吐き気などの副作用が強く、避妊効果も落ちますが、価格が安いがため未だに利用されています。また、諸外国では120時間以内であれば有効なアフターピルも認可されていますが、日本では未だ認可されていません。効果の高いアフターピルを適正な価格で普及することが必要だと考えます。

WHOの見解として、緊急避妊薬は「服用できない医学上の病態はなく、服用できない年齢もない」と安全性を明言しており、「意図しない妊娠のリスクを抱えたすべての女性および少女には、緊急避妊にアクセスする権利があり、緊急避妊の複数の手段は国内のあらゆる家族計画プログラムに常に含まれねばならない」と2017年に勧告しています。

Q2. アフターピルのアクセス改善をすると悪用・乱用されるのでは?
James Trussellらの論文によると「アフターピルの使用増加が性行動を活発化させたり、妊娠率の上昇を招かないことを示唆(一部の研究では低下の可能性を示唆)」「アフターピルが定期的な避妊の使用に悪影響を及ぼすとしても、女性はすべての避妊の選択肢について知る権利がある」とあります。

なお、今回署名キャンペーンで求めているOTC化は、緊急避妊を求める女性が薬局の薬剤師の対面販売を通して購入できるようにするというもので、悪意のある男性の悪用・乱用につながるとは考えづらいです。いつでも避妊薬にアクセスできるのは、リプロダクティブヘルス・ライツで示される当然の権利です。悪用・乱用が懸念されるのであれば、避妊や支援先を掲載した啓発パンフレットを購入者に手渡すなどし、適切な利用の指導や、性暴力被害を受けている女性への支援介入機会としても活用すべきだと考えます。

Q3. アフターピルのアクセス改善をすると性感染症の感染者数は増えるのでは?
アフターピル購入時に避妊の啓発と共に性感染症についての正しい知識の普及も目指すべきだと考えます。どのように性教育や知識を広げていくかという議論に発展させていくべきです。

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