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性情報とのかかわり方

ネットや友達のはなし、なにを信じたらいいの?とわからなくなった時は、
情報を見分け、科学的な正しい性の知識をもって判断できることが大切です

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正しい情報を見分けるポイント

  1. 信頼できる機関や専門家が発信している情報源か確認する
    →厚生労働省や内閣府、WHO等、国や国連機関の情報が信頼できる情報源です。また、医療従事者の監修のある情報は、信頼が増します。一方で、国の機関や医療従事者が発信している情報でも、場合によっては偏りがあることもあります。だれが、どんな目的で発信している情報か、注意深く読み解くことが大切です。
  2. 1つだけではなく、複数の情報源から判断する
    →他の関連機関や専門家がどのような発信をしているのかも、あわせて確認しておくとより安心でしょう。
  3. 自分の身体のことで心配なことは、保健室の先生や医療機関で専門家に相談する
    →中には、相談にいったのに怒られたり、嫌な思いをした、という経験がある子もいるかもしれません。ただ、あなたの力になりたいと思っている専門家は必ずいます。「この先生とは少し合わないな…」と思ったら、違う専門家にも意見を聞いてみたり、相談してみてはと思います。私たちにもぜひ相談してくださいね!

ピルコンのおすすめの書籍紹介ページもぜひ参考にしてみてください。

\おすすめのHP/

女と男のディクショナリー HUMAN+ 【公益社団法人 日本産科婦人科学会 (JSOG)】

性感染症【厚生労働省】

Dr.北村のJFPAクリニック【一般社団法人 日本家族計画協会クリニック】

紳也’s HP【コンドームの達人・泌尿器科医岩室紳也先生】

メディアからの偏ったメッセージを意識しよう!

テレビやSNS、雑誌から発信される情報の中には、より多くのお金を儲けるために、コンプレックスをあおるような表現がされることがあります。

たとえば性器の形や胸の大きさ、体型など、身体のパーツ・一部分でその人の魅力は決まりません。その背景には、メディアから発信される偏ったメッセージがあるはず。「●●はモテない/嫌われる」「●●すればモテる」などの表現には要注意!情報とのかかわり方、考えてみよう!

いい性関係のためには、具体的にはどうしたらいいの?

性のフィクションとリアル、見きわめられる?

なぜ、AVやポルノは、大人向けで子どもは見てはいけないとされているのでしょうか?
AVやポルノの多くは、対等で健康的な、愛・思いやりのあるリアルな性関係を表現したものではありません。もちろん中にはリアルに近いものや思いやりの感じられるものもありますが、それを見極める力や経験が必要とされるでしょう。

メディアは「売れる」ために過激な表現や誤った情報を盛り込まれることがあります。お金をもらってプロが演じ、プロが演出して編集した作品です。性的なファンタジーを楽しむのは、人それぞれの自由です。中には心を動かされる素晴らしい作品もあるでしょう。一方で、メディアで描かれた性行為をそのまま現実と区別がつかずマネをすると、相手を(そして時には自分も)傷つけることもあります。

女性の腟を激しく指で刺激をすれば痛いです。「濡れているのは、感じている証拠」は大きな誤解です。生理的に体を守るために腟から分泌されることもあります。強引な性行為でもその内に気持ちよくなって…という描写をメディアで見たことがあるかもしれませんが、現実には、相手の同意のない性行為は暴力であり、お互いが本当にしたいと思えることを探すことが大切です。

そして、いつも絶頂が訪れるとは限らないし、それを相手が望んでいないということもあります。メディアの中である「潮を吹く」のも、必ずしも体の快感を表すものではなく、演出として多く行われているものです。

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お互いの気持ちをたしかめあおう!

信頼関係に基づく、安心できるセックスは心もからだも心地よいと感じることができ、言葉では伝えられない気持ちを表現しあったり、自分が自分らしくあっていいと思える、生きる喜びや力にもつながっていくもの。

ですが、まず恋愛や性関係はあせらなくて大丈夫です。

自分を大切にでき、お互いに大切にしあえると思える相手ができた時、自分・相手を守る正確な知識を身に着けること、AVやエッチなマンガのマネではなく、相手の気持ちをたしかめながら進めていくのも恋愛の一つの醍醐味。

最初はうまくいかないこともあって当たり前です。また、性への価値観や身体の感じ方は人それぞれです。

「前のパートナーはこうだった!」「こうすればパートナーは喜ぶはず」「射精やオーガズムに達する性行為が正解」「男がリードしなくてはいけない」「女は恥ずかしがるけれど最終的に男を受け入れる」「性のことを話す女性は奔放」「女性が性の話をすると男性は萎える」…などといった思い込みは一旦置いておいて、どんなHがしたいのか2人で話し合ってみましょう。

「キスしていい?」「ギュッとしていい?」「さわっていい?」「これをされていやじゃない?」など、アクションを取る方が、相手の同意を声に出して確認しましょう。「イヤだ」「やめて」と言われた時はもちろん、返事があいまいな時や、お酒によっているなど同意ができる状況にない時は、やめておきましょう。もしくは、プレイとして「いや」と言ったり焦らしたりを楽しみたいという場合は、本当に「イヤだ」と思った時に言う合言葉や動作(「赤」や2回体をタップする)をサインとして予め決めておくこともできます。
また、好きな相手でも、自分がしたくない性的な行為をガマンして受け入れる必要はありません。また、自分が相手とどんな性的なことをしたいのか、したくないのか、自分の心と向き合って考えることも大切です。

相手と対等な立場でしたいこと、したくないことを確認し、すり合わせていくことで、2人の関係は安心できる、より特別な関係に深まっていくはず。

そして、妊娠を望まないときは避妊を確実に行ったり、性感染症の予防や対策がきちんとできることも大切です。

インターネットの安全な使い方

アダルトサイトを見ていて、高額請求がきたりウイルスに感染してしまった時は?

アダルトサイトの中には、年齢認証や動画再生ボタンをクリックをすると突然「会員登録をされました」「お客様の端末情報が登録されました」と高額な利用料を請求されることがあります。自分で会員料金や利用規約に納得して支払いに必要な情報を登録する場合とは異なり、これは「ワンクリック詐欺」と呼ばれる詐欺で、不当な請求であることがわかったら応じる必要はありません。その請求は今後無視してください。
中には、支払期限がカウントダウンされたり、シャッター音やバイブレーションが鳴り「あなたの情報を登録しました」と表示されたり、「誤って会員登録をされた方はこちら」「会員登録を解除するには、本人確認のため学生証や保険証の写真を送ってください」などと相談窓口に電話やメールで連絡をするように促す表示が出るかもしれませんが、慌てずブラウザを閉じ、こちらから連絡はしないようにしてください。

SMSなどでも架空請求のメッセージがくることがありますが、こちらも返信はしないようにしましょう。
返信すると、相手に電話番号がわかってしまい、頻繁に料金支払いを求める電話がくるようになってしまいます。(そのような場合は、着信拒否をしたり、電話番号を変えてもよいでしょう。)

また、アダルトサイトやアプリを使っていると、ウイルスなどの不正プログラムが起動することも。請求画面や起動画面を勝手に何度も表示したり、パソコンやスマホにある個人情報を盗み取られる可能性があります。覚えのないアプリがインストールされていたり、海外などへ勝手に電話をかけられ、高額な通信料を請求するウイルスもあります。

対策のためには、

  • ウイルス対策ソフトをインストールする
  • フィルタリングやセーフサーチ機能をオンにする
  • 怪しいサイトにはアクセスしない
  • 身に覚えのないメールやよくわからないリンクにはアクセスしない
  • よくわからないアプリはダウンロードしない、もしくは消去する

などが考えられますが、もし被害にあいこまった場合は、信頼できる大人に相談したり、消費生活センターや、都道府県警察本部のサイバー犯罪相談窓口に相談してみましょう。

信頼できる大人ってどうやって見つけるの?

なにか困ったことが起きた時、あなたは誰に相談しますか?必ずしも両親に相談しなければいけないということはありません。人によって信頼できる大人は違います。動画では、どうやって信頼できる大人を見つけるのかわかりやすく紹介しています。

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